キシロオリゴ糖は2-7つのキシロース分子がβ(1-4)グリコシド結合でつながった機能型オリゴ糖の一種である。通常よく使われるラクツロース・マルトオリゴ糖・フルクオリゴ糖・イソマルトオリゴ糖等に比べて、キシロオリゴ糖はオリジナルなメリットのある、人々の注目を集めているオリゴ糖である。
1.ビフィズス菌の増殖活性を選択的にサポートする高機能。キシロオリゴ糖はビフィズス菌増殖機能の一番強く、その機能性は他のオリゴ糖他の約20倍である。キシロオリゴ糖は分解吸収されず、そのまま大腸に届き、ビフィズス菌に優先的に利用されるため、優れたビフィズス菌の増殖・活性化機能がある。これに比べ、マルトオリゴ糖は体外では活性的だが、腸内での活性は低い或いは不活性である。ラクツロースはビフィズス菌の増殖を促進する機能はあるが、その同時に大腸菌やクロストリディウムも増殖させるため、ビフィズス菌増殖の選択機能を有していない。
2.キシロースは人間の消化酵素では分解されにくいため、糖尿病や肥満症、低血糖患者も安心して使用することができる。
3.摂取量が少なく、他のオリゴ糖に比べ、価格性能比が高い。
番号 |
品名 |
一日の有効摂取量 |
1 |
キシロオリゴ糖 |
0.7-1.4g |
2 |
ガラクトオリゴ糖 |
8.0-10.0g |
3 |
フルクオリゴ糖 |
5.0-20.0g |
4 |
ラクツロース |
3.0-5.0g |
5 |
大豆オリゴ糖 |
3.0-10.0g |
6 |
イソマルトオリゴ糖 |
15.0-20.0g |
7 |
ラフィノース |
5.0-10.0g |
8 |
ミルクオリゴ糖 |
3.0-6.0g |
4.優れた耐酸性・熱安定性 キシロオリゴ糖は、PH値2.5-8のもとで100℃まで加熱しても分解されない。これに比べ、フルクオリゴ糖は酸性条件ではグルコース、スクロースや果糖に分解し易く、活性も低下するため、ヨーグルトや乳酸菌ドリンク、炭酸飲料等の酸性飲料に応用されにくい。
主な機能 a.有毒発酵物や有害細菌酵素の生成を減少させる。 b.病原菌や下痢の発生を抑える。 c.便秘を予防する。 d.肝機能を保護する。 e.血清コレステロールを低下させる。 f.血圧を降下させる。 g.体の免疫力と抗がん力を高める。 h.優れた調合性。 i.低甘味度の甘味料。 j.生体機能を促し、ビタミンB1・B2・B6・B12及びニコチン酸、ホラシンなど豊富な栄養物質を生成する。 k.口腔病原細菌の生長繁殖を抑制し、虫歯を予防する。
適用範囲―食品類 食卓品、ビスケット、調味料、デザート、缶詰、キャンデー。 ドリンク:各種飲料、特にヨーグルト、乳酸菌ドリンク、炭酸飲料等の酸性飲料水。 医薬保健品:胃腸機能不全や糖尿病、高血圧、肥満症、動脈硬化、虫歯等の患者に適用。
飼料:ハイ効果のグリーン飼料添加物や抗生物質の代替品。
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